どうも、だいちゃん(∀)(@syusoretujitu)です!
障害者が就職する際の選考では、書類審査や面接以外に筆記試験や適性検査を行う場合があります。
適性検査の実施を事前に告知する企業と、突然行う企業があります。
ですので、事前に筆記試験と適性検査の概要や目的を理解し、対策をしていると良いでしょう。
この記事ではこれから、就職活動における筆記試験と適性検査についてご説明します。
障害者の就職選考では筆記試験をすることがある

筆記試験の内容は企業によって異なるけれど、障害者枠も一般枠と同様の問題を解く場合が多いです。
例えば、
- 一般常識
- 論文
- 語学
- 専門分野
などに関して問われます。
ではこれから、障害者の就職における筆記試験について詳しくご紹介します。
一般常識
一般常識の試験では、国語や数学など、小学校や中学校・高校で習う内容を聞かれます。
障害者枠で採用される場合でも、
「計算問題や漢字の読み書きができる能力」
を求められることが多いです。
また、
- 敬語で話す
- 文章を要約する
- 同音異義語が分かる
などの知識があるかも見ています。
例えば一般常識では、時事問題に興味はあるかを確認しているのです。
一般常識問題は幅広いジャンルの問題があり、政治や経済・文化・国際情勢などの知識を問われます。
論文
論文は働く上での考え方や業界研究・企業研究などを中心に、出題内容に沿って書いていきます。
論文はその人の性格や考え方・知識などを表現でき、企業側も判断材料にしやすいという理由から出題されるのです。
ただし、障害者枠の場合、論文は重要視しないこともあります。
語学
語学は、英語などの外国語が分かるか・話せるかを確認しています。
様々な国と交流がある企業では、英語だけでなく中国語やフランス語など、多様な言語を話せる人が採用されやすい傾向にあります。
ただ、障害の種類によっては、語学力を重要視しないこともあるでしょう。
専門分野
専門職として採用される場合は、専門分野の知識とスキルが問われます。
例えば、プログラマーやデザイナーなら、パソコンやプログラミングに関する分野の問題が出題される可能性があるでしょう。
専門分野の試験では専門的な知識だけでなく、専門的思考ができるかも確認してるのです。

就職活動時に自分が志望する企業に筆記試験があるかどうかを確認して、あるならこういった試験が出ることを頭に入れて対策をしておこうね!
障害者の就職選考で適性検査をする理由とは?

適性検査とは、企業が求める人材であるか、職務要件を満たすかなどを確認する検査のことです。
具体的には、
- 知識とスキルを習得できる基礎能力
- 企業や業務に順応できる性格
- 将来的な展望や価値観
を見ています。
障害者の選考では必ず行うわけではないですが、採用の判断材料として実施している企業も多いです。
適性検査は、障害者用として作成されているわけではない為、一般枠と同じものを受けます。
障害者の就職選考で適性検査を行う理由は、基礎能力や性格診断を見たいからなのです。
基礎能力が低いから不採用にする、という為の試験ではないことは誤解の無いようにして下さいね。
障害者の就職選考での適性検査は企業側が障害者の、
- 出来ること
- 出来ないこと
を知り、雇用前の準備をする為に、基礎能力を知ることを目的にしているのです。
また、「どの業務が合うか」なども、基礎能力や性格診断を参考にしています。
適性検査の方法とは?
適性検査は
- 筆記タイプ
- Webタイプ
があります。
Webタイプ
障害者枠では、Webタイプを使うことが多い傾向にあります。理由は身体障害者など、移動が困難な障害者にも配慮する為だと考えられます。
Webタイプは自宅のパソコンでも実施できる為、本社やテスト会場に行かなくても受けらるから障害者もテストを受けやすいです。
筆記タイプ
筆記タイプはマークシートを使う試験の方法になります。
視覚障害の場合、テキストリーダなどが対応していないこともある為、採用担当者に相談してみましょう。
そして、適性検査はどのタイミングで行われるのかというと、書類選考後もしく一次選考後に行うのが一般的です。
二次選考では、配属される部署の責任者と面談をすることが多く、面談日までに適性検査の結果を出しておきましょう。
適性検査は、
- 能力検査
- 性格検査
があります。
能力検査
能力検査とは、その人が潜在的に持っている能力を測定するものです。ですので、
- 言語的能力
- 知覚能力
- 数的能力
- 思考
が確認でき、
- 注意力
- 記憶力
- 推理力
なども試されるのです。
小学生で習う問題から応用問題まであり、障害者の場合は高得点を取ることが目的ではありません。
企業が求める能力の有無を確認することが目的ですので、出来る範囲で良いので答えましょう。
性格検査
性格検査では、その人の性格を傾向で表現します。
- 情緒
- 適応性
- 意志
- 気質
などの傾向から、合っている業務を見極めることが目的です。
問題は、
- はい
- いいえ
- どちらでもない
から選択します。
性格検査は時間が短く、じっくりと考えている時間はありません。
全ての問題に答える為にも、思った通りにどんどん答えていくのが望ましいでしょう。
また、偽った答えにすると、自分と企業・業務のミスマッチが起こるので、偽らずに自分の気持ちに素直に答えるようにしましょうね。
筆記試験や適性検査はどのように対策をする?
筆記試験の対策をするためには、今までどのような問題が出ているかの情報収集をすることが大切になってきます。
その上で、問題集や参考書などをみて、問題が解けるようになると良いでしょうね。
一般常識の試験では、時事問題についても聞かれます。
ですので、新聞やテレビなどをチェックし、話題になっているニュースや問題を理解することが大切です。
時事問題は論文や面接でも聞かれることが多く、内容を理解するだけでなく、自分自身の考えや問題解決方法などを考えておくと良いでしょう。
筆記試験の勉強では、障害特性に合わせて、苦手な部分をトレーニングするのも良いです。
例えば、
「問題は解けても、答える際にミスをしてしまう」
という人がいたとします。
そのような傾向がある人は、答える時にミスをしないトレーニングや見直しを心掛けると良いのです。
試験の時間配分が苦手な人は、事前に時間配分の練習をしましょうね。
計算ミスが多いと自覚している人は、数学の問題を解く時間を長くすると良いでしょう。
つまり、苦手な分野に時間をかける調整をする、という作戦も有効なのです。
具体的な能力検査の対策・学習方法としては、能力検査の対策用に参考書や問題集が販売されてるから、それらを使用して勉強しましょうね。
そのように事前に参考書を読み、問題集を解いた経験があれば、試験に対する自信に繋がります。
それと、問題の傾向が把握できていると、適性検査で焦らずに済むでしょう。
学習する際・練習問題を解く際に注意したいのは、問題のパターンや傾向を理解するだけでなく、時間配分の練習や解ける問題の選別に慣れることも大切だということです。
他にも正解数を増やす為には、
- 計算能力
- 語学力
をつける必要があります。
筆記試験では計算機は使用出来ない為、自分の頭で計算できる能力を身に付けておきましょう。
尚、計算問題の対策の際には、二次方程式や累乗計算・グラフの読み方なども覚えておきましょうね。
Webタイプの試験を受ける際の注意点
Webタイプの試験を受ける時には、パソコンやマウス・キーボードの使い方を理解することも大切です。
答えが分かっていても、パソコンの操作方法が分からないと、当然ですが回答出来ません。
障害者枠の雇用でも、基本的なパソコンスキルは求められているのです。
例えば、表計算や文字の打ち込み・メールの作成などの技術は必要になるでしょう。
「パソコンが使えないので筆記試験や適性検査が受けられない」
と言われてしまうと企業側も、
「採用後に業務を任せられるか」
と悩んでしまうからです。
ですので、パソコンに関する知識やスキルを、障害者が就職選考での適性検査や試験を受ける際は高めておきましょう。

落とす為に行う試験ではない、と知っておくだけでも心が楽になるね!
まとめ 障害者の就職時の筆記試験や適性検査はできる範囲で

障害者枠での筆記試験や適性検査は、その人自身の能力を見ているけれど、落とすために行うものではありません。
持っている知識や能力を知り、その人に合う業務を見極めることが目的なのです。
そして、結果を参考に、企業側が障害者を受け入れる準備をします。
ですので、出来る範囲で構わないので、しっかりと受けるようにしましょう。
適性検査には「能力検査」と「性格検査」があり、能力検査は参考書や問題集でも対策出来ます。
性格検査は深く考えずに答えていくことで、自分の性格や傾向を企業側に理解してもらいやすくなるでしょう。
そして、障害特性に合わせた対策を考え、苦手なところのトレーニング、得意分野を伸ばすトレーニングをするのも良いでしょうね。
これらを参考に、筆記試験と適性検査について理解し、対策をしてみて下さいね!

「試験」と聞くと苦手意識のある人は多いかもしれないけれど、しっかりと対策をしておけば大丈夫だよ!
という訳でこの記事では「障害者の就職の際に行われる筆記試験や適性検査」についてお伝えしました!
じゃあね!!
この記事が良かったらTwitterやFacebookなどのSNSで拡散宜しくお願いします!
はてなブックマークボタン「B!」をポチッとも是非!
Twitterもやっていますので、フォロー宜しくお願いします!