どうも、だいちゃん(∀)(@syusoretujitu)です。
私は以前、うつ病を発症していました。今でも抗うつ剤は飲み続けています。ですが、今は寛解(かんかい)という、「完治に近い状態」です。
では、どうして私はうつ病を発症してしまったのでしょうか。
そして、どうやって克服したのでしょうか。
うつ病体験記ー人工透析患者の私が発症から寛解するまで
私は人工透析を行っている1級身体障害者です。
人工透析患者の方は、周りの人工透析患者の方を見ていても何かしらの精神疾患を患っている方が多いように思います。
特に、不眠症などが多く、睡眠導入剤を服用しているという方は多いです。
そんな私も、
- うつ病
- 強迫性障害(不潔恐怖症 潔癖症)
- 不眠症
といった精神疾患を患っていました。
うつ病に関しては寛解しましたが、強迫性障害や不眠症に関しては今でも治っておらず、うつ病の為というよりは強迫性障害の為に抗うつ剤、睡眠導入剤を服用しています。
そんな私ですが、うつ病を発症した原因は未だによく分かっていません。
恐らくですが、人工透析という延命治療が精神的に負担になってうつ病を発症したのだと思いますが、心療内科の担当医ですら原因は良く分からないとおっしゃっていました。(やはり、人工透析が原因だろうという見解のようです。)
うつ病になって辛かったことと自殺未遂
うつ病は、暗いトンネルの中を出口が見つからない状態で進んでいくような気持ちになります。
私は、年間1000冊ほど読んでいた本、漫画などが一切読めなくなりました。活字が頭に入ってこないし、読む気力が湧きませんでした。
ただでさえ、1級身体障害者なので一般職に就くことが出来ないのでライター業を自宅で行っていたのですが、パソコンでキーボードをタイピングすることすら出来なくなりました。
- 本を読むことが出来ない(大好きなことが楽しめない)
- キーボードをタイピングすることが出来ない(仕事が出来ない)
これらのことは本当に辛くてたまりませんでした。
「何で、何で自分の好きなことなのに出来ないんだよ!!!!」
そんな風に大声で叫びました。
ただでさえ重度の身体障害を抱えているのに、好きなことも仕事も出来ない。
人間として終わった……。
そして当時は家庭内もぐちゃぐちゃだったこともあり、仕事が出来ない為に貯金が目減りしていくばかりだった私は、
「そうだ、自殺しよう。」
そう考え、実行に移そうとしました。
週に3日、1日5時間は人工透析という延命治療を行わないと死んでしまう身体なのに、人工透析をせずに1周間、車で死ぬまでの間、旅を続けようと思って旅をしていたのです。
2度、自殺未遂を行いましたが、いずれも未遂に終わりました。
幸い、友人達には恵まれていたので、友人達に助けられたのです。
うつ病という精神疾患は「完治」はしない病気だと言われています。しかし、完治に近い「寛解」という状態にはなることが出来ます。
私が実際にうつ病を寛解させるまでにやってきたことを書いていきます。
うつ病を寛解させるまでにやってきたこと
私がうつ病を寛解させるまでに、
- 心療内科に通院して服薬
- 日中にウォーキング(散歩でも可)
- 睡眠リズムを整える
- 自分の過去の生い立ちや嫌なことを全てブログに書く
ということをやってきました。
病院に通院することと服薬
「うつ病かもしれない」
今、あなたがこう感じているのであれば、今すぐに心療内科に駆け込むべきです。
心療内科に行くことを嫌がる、病院に行くこと自体を嫌がる方も多くいますが、今の生活を失うのと病院に行くの、どっちがいいですか?
よく考えて下さい。どう考えても、病院に行くことのほうが良いです。
しかし、心療内科も当たり外れが多いのでネットなどで情報収集をして病院選びをしましょう、とは付け加えたいですが。
もし、その病院が自分に合わないと思ったらセカンドオピニオン(他のお医者さんにも治療の意見を聞くこと)を積極的に行いましょう。
よく、他の病院に行くというと医師の機嫌が悪くなることがありますが、そんな医者はヤブ医者なので気にせずにセカンドオピニオンはしっかりと行った方が良いです。
セカンドオピニオンを行うことは患者の権利なのですから、行使して何が悪い!!
そして、良い病院が見つかったらしっかりと服薬しましょうね。
医師の判断が出るまで、絶対に自分で勝手に服薬を辞めてはいけません。
ネット情報などを見ていると、自分で無理やり服薬を辞めたら元気になった! 的なことを書いている方がいますが、その時に気分が良くなっているだけで、だいたい後で体調が悪化しています。
- 医師の言うことを守らない
- 自己管理が出来ない
こういった方が体調を悪化させるケースがうつ病の場合は多いので、そこは本当に気を付けて下さい。
日中にウォーキング・散歩
うつ病にはセロトニンという心を落ち着かせる作用のある脳内物質を出す必要があります。
その為に必要なものは「日光」です。
私は日光を浴びてセロトニンを出す為に、家から出るのが辛くても無理やり日中に外に出てウォーキング(というより散歩)をしていました。
長時間は体力的にも精神的にも辛かったので、1日5分だけでも日中に散歩をしていました。
ちなみに心療内科の医師の話では、目が日光を浴びることでセロトニンが出るらしいので、外に出ることがどうしても出来ない方は日中に外を眺めるだけでも、何もしないよりかは良いと思いますよ。
睡眠リズムを整える
うつ病になると、昼夜逆転する方が多いと思います。
私も不眠症なので、昼夜逆転していました。
しかし、心療内科で睡眠導入剤を貰って服用してでも睡眠リズムを整え、夜に寝て朝に起きる、という人間らしい生活を送るように心がけました。
睡眠導入剤というと怖いイメージをお持ちの方が多いと思います。でも、わたしはかれこれ10年以上服用していますが、少なくとも睡眠導入剤を飲まないよりかはちゃんとした生活を送ることが出来ています。
病気になってしまった時点で薬の副作用は覚悟しないといけないと個人的には思っています。
薬の副作用を怖がって薬を服用しないで治療を行おうとするほうが、怪しい高額な治療器具などの詐欺に遭ってしまいがちです。ちゃんとした・信頼出来る医師が服薬が必要だと言えば、それに従ったほうがリスクが少なく済みますよ。
自分の過去の生い立ちや嫌な出来事をブログなどに書く
これは臨床心理士の書いた本に書かれていたトラウマを克服する治療法なのですが、(どの本に書いていたのか忘れた……。)自分の過去の生い立ちが原因でトラウマや精神疾患を患っている場合は、そのことを文字として書き出すと良いとのことでしたので、私も実践しました。
「自分史」として、自分の生い立ちから自殺未遂のこと、家庭環境などを全て「物語」として書きました。
最初はブログに書いていたのですが、結局アマゾンで電子書籍として10万文字ほど書いて出版しました。
少し話が脱線しましたが、自分史を書くことで、今まで暗い部屋の中で過去に遭ったイジメ・パワハラなどの嫌なことを思い出しては悔しくなり、ストレスが溜まるといった負の連鎖を断ち切ることが出来ました。
もう、過去に遭った嫌なことを思い出しても何とも思わなくなりましたし、自殺未遂したことも人生経験の一つだと思えるようになりました。
自分史を書くことは本当におすすめです。
余談 ペット(犬)を飼ったことで心の癒やしが出来た
安易にペットを飼うことを勧めるわけではありませんが(※ペットを飼うということは「命」を飼うこと。最後まで看取る責任が伴うからです。)うちは少し前から犬を飼い出しました。
カニンヘン・ダックスフンドという、ミニチュアダックスより小さなダックスフンドです。(ミニチュアよりデブだけどね、うちの子は!!www)
「ひめちゃん」とう名前なのですが、私の心の癒やしになっています。
うつ病に効いているような気がしますし、強迫性障害(不潔恐怖症)という精神疾患にも、動物は嫌でもおしっこやウンチをするので、世話をしないといけません。
ですが、不潔恐怖症だから世話できない、なんて言ってられないので、無理やり世話をしていたら症状が軽くなってきたような気がします。
実際、抗うつ剤の服用量が全盛期よりも6分の1にまで今は減っていますしね。
まとめ
今の私は、うつ病は寛解しています。
うつ病よりも、強迫性障害や不眠症。アトピーや呼吸器疾患などのほうが深刻ですが、生きられるうちに一生懸命に生きようと思っています。
もう、自殺をすることも無いでしょう。
この記事を読んでいる方の中には、自分自身がうつ病の方、身内や友人がうつ病の方など様々な方がいると思います。
あくまで私の体験談や私がうつ病を克服する為にやってきたことの一例でしかありませんが、何かの参考になればと思います。
何かうつ病当事者だった時のことについて質問等があれば、Twitterなどで声をかけて頂ければと思います。
ではでは。
(執筆/だいちゃん(∀))
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